廃棄物処理・リサイクル事業を手掛けるアースサポート株式会社（島根県松江市）が、このたび環境教育等促進法（以下「法」）第20条に基づく「体験の機会の場」として新たに認定を受けました。企業の廃プラリサイクル施設を活用した体験型環境教育プログラムが、自治体の環境学習やごみ・リサイクル教育の場としても注目されます。

認定機関・制度

• 認定制度：環境教育等促進法第20条に基づく「体験の機会の場」。民間の土地・建物所有者等が施設を「自然体験活動等の体験活動の場」として提供する際、所定の安全性・運営体制・教育プログラム等の基準を満たせば、都道府県・指定都市等が認定を行う制度です。
• 全国の認定状況：今回の認定により、全国で 37か所 が認定を受けています。
• 認定マーク：認定施設には「体験の機会の場認定制度マーク」の使用が許可され、学校・地域団体への周知にも活用できます。

認定施設・事業者情報

• 名 称：アースサポート株式会社
• 所在地：松江市八幡町882番地2
• 事業内容：プラスチックリサイクル施設の見学、海岸漂着プラスチックを活用したアクセサリーづくり体験など、廃プラや海洋ごみをテーマにした体験型環境教育プログラムを提供。
• 認定期間：令和7年11月1日～令和12年9月30日
• 申請者／代表者：代表取締役 尾﨑俊也 氏
• 関連取組：島根県産業技術センターと連携し、海洋漂着ごみのマテリアルリサイクルに向けた共同研究を令和7年4月から実施。

今回のアースサポート株式会社による認定は、廃プラスチック、海岸漂着ごみ、マテリアルリサイクルといった自治体が直面する資源循環課題を「体験×教育」の形で市民に伝える好事例です。環境教育・ごみ減量・分別促進の施策と親和性が高く、学校や地域団体との学習連携先としても活用可能です。環境への取り組みに関わる皆さまにとって、地域内外の認定施設の情報は、環境教育や啓発活動を検討する際の参考材料になります。詳細は環境省報道をご覧ください。

報道発表資料　環境教育等促進法に基づく「体験の機会の場」の 新規認定について（アースサポート株式会社）

関連ページ　「体験の機会の場」認定制度