環境省は、脱炭素社会に資する資源循環システムの構築を加速させるため、令和7年度の「脱炭素型循環経済システム構築促進事業(委託)」の公募を実施し、4件の事業を選定しました。
本事業は、「プラスチック資源循環戦略」(令和元年5月31日)に掲げられた「3R+Renewable」の考え方に基づき、従来型の化石資源由来プラスチックの利用を段階的に見直し、
などを進めることを目的としています。
令和7年2月27日から3月28日までの期間で公募を実施し、応募のあった案件については、申請書類による事前審査に加え、有識者で構成される評価審査委員会による審査を行いました。その結果、4件の事業を採択することとなりました。
パナソニックホールディングス株式会社:化石資源由来プラスチックを代替する高機能化バイオプラスチック(再生可能材料)技術開発及び早期社会実装化事業
トヨタ紡織株式会社:容器包装廃プラスチックの自動車内装部品へのリサイクル実証
三菱電機株式会社:小型家電由来の資源プラスチックの水平利用プロセスの確立
王子マテリア株式会社:化石資源由来の肥料被覆材を海洋分解性木質系樹脂で代替した肥料による実証事業
採択された事業の取組は、地域での循環経済の実現に向けたヒントとなります。ぜひ、最新の情報を把握しつつ、自地域の計画や施策に活かしていただければと思います。