環境省は、令和6年度補正予算による「消費者の行動変容等による家庭系食品ロスの削減推進モデル事業(二次公募)」について、審査委員会による評価を経て、5件のモデル事業を採択したことを公表しました。
審査は、「事業の有効性」、「事業の継続性、発展性・波及性」、「事業の新規性・先進性」、「事業の具体性・実現可能性」の観点から行われ、以下の5団体が採択されています。
本モデル事業は、モデル事業期間内に必ず食品ロス削減を(期間限定であっても)達成することを目的に、家庭系食品ロス削減に係る課題整理、取組の実施に伴う効果検証(導入前後の食品ロス等の発生量の比較等の定量的な検証等)、事業継続に向けたスキーム検討、普及啓発資材の活用、関係主体との連携・調整等に対し、その費用の支援及び技術的支援を行うものです。
採択された各事業では、地域住民との連携や先進的な手法の導入などを通じ、実効性の高い食品ロス削減の実証が期待されており、その成果は今後の全国展開への重要な示唆となるものです。
食品ロス削減の取組は、地域のごみ減量や資源循環、さらには脱炭素社会の形成にもつながる重要な分野です。今回の採択事例を参考に、地域の実情に応じた施策の検討を進めてみてはいかがでしょうか。詳細は環境省公表資料をご確認ください。
報道発表 令和6年度補正予算 消費者の行動変容等による家庭系食品ロスの削減推進モデル事業 二次公募の採択結果について
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