CCUSとは、火力発電所等から排ガス中の二酸化炭素(Carbon dioxide)を分離・回収(Capture)し、有効利用(Utilization)、又は地下へ貯留(Storage)する技術である。
廃棄物分野では、焼却施設の排ガス及びメタン発酵施設のバイオガスからCO2を回収し、有効利用又は貯留する実証事業等が実施されている。回収・貯留(CCS)付きバイオマス発電はBECCS(Bioenergy with Carbon Capture and Storage)と呼ばれ、貯留する場合は大気中に蓄積されたCO2を減少させる(「ネガティブ・エミッション」)ことが可能となる。
ごみ焼却施設における世界初の事例として佐賀市清掃工場では、 CO2分離回収装置を既存の焼却施設に設置しCO2を回収、パイプラインを通し近隣の藻類培養施設や農業施設へ供給している。