2021.03.31
静岡県浜松市(地域への価値創出)
特徴
- 全国でも有数の日照時間を誇る優位性を生かし、太陽光発電の導入を中心に新エネルギー政策を推進
- 官民連携により設立した新電力会社を介して、市内太陽光発電所や清掃工場の電源から電気を調達、市内小中学校をはじめとする公共施設や民間需要家へ供給
- 新たな雇用や企業資金の地域内循環等、新たな産業誘致の可能性
自治体の政策方針、背景
エネルギーに対する不安のない強靭で低炭素な社会「エネルギー・スマートシティ」実現のため、自立分散型電源の最大限の導入や省エネの推進、エネルギーを賢く使うスマートコミュニティの構築を進めるべく、「浜松市エネルギービジョン」を策定
エネルギー回収施設概要
施設 南部清掃工場
処理能力 450 t/日
発電能力 2,800 kW
施設 西部清掃工場
処理能力 494.7t/日
発電能力 9,600 kW
エネルギー供給先
小中学校、給食センター、区役所、民間事業者、一般家庭等
地域エネルギー事業の規模
新電力会社 株式会社浜松新電力
設立時期 2015年10月
事業規模 26,783 MWh
自治体の出資比率 8.3%
今後の拡大策
- 小水力発電や風力発電、バイオマス発電など、再生可能エネルギーと自家発電設備導入による電力自給率及び導入量の拡大と省エネルギー推進による使用電力削減
- 新清掃工場の余熱等を利用した付加価値事業を通して、新工場隣接地に農業又は水産業を誘致
引用・参考資料
- 令和元年度廃棄物処理システムにおける低炭素・省CO2対策普及促進方策検討調査及び実現可能性調査委託業務報告書
- 浜松市HP
※会員登録(ログイン)いただくことで、下記より「平成30年度廃棄物エネルギーの地域での利活用促進に関する説明会講演資料」をダウンロードいただけます。