環境省は、令和5年度における我が国の「食品ロス」の発生量を推計し、その結果を公表しました。食品ロスとは、本来食べられるにもかかわらず廃棄されてしまう食品を指します。
全国の自治体や関係事業者の皆様のご尽力により、食品ロスの削減に向けた取組が日々積み重ねられており、その成果は着実に現れつつあります。
令和5年度の食品ロス発生量は、年間約464万トンと推計され、内訳は以下のとおりです。
食品ロスの削減は、「食品リサイクル法」および「食品ロス削減推進法」に基づいて、国、自治体、事業者、消費者が一体となって取り組むべき課題とされており、特に以下のような数値目標が掲げられています。
これらの目標は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に掲げられた「2030年までに世界全体の一人当たりの食料廃棄を半減させる」という国際目標とも整合しています。
引き続き、地域の実情に応じた啓発活動や食品寄贈の促進、食品ロス削減につながる地域循環施策など、官民連携による具体的な取り組みの検討と推進が求められます。
詳しい食品ロスの推計結果は報道発表資料をご確認ください。
報道発表資料 我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和5年度)の公表について
関連ページ 食品ロスの排出実態と削減の取組事例等