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2021.07.26
【ニュース】地球温暖化対策計画(案)が公表されました(7/26)

★第8回中央環境審議会地球環境部会 中長期の気候変動対策検討小委員会 産業構造審議会産業技術環境分科会 地球環境小委員会地球温暖化対策検討ワーキンググループ 合同会合において「地球温暖化対策計画(案)」が提出されました。

本計画(案)では、地球温暖化対策の推進に関する基本的方向が示されているとともに、温室効果ガスの排出削減・吸収の量に関する目標、目標達成のための対策・施策、及び地球温暖化への持続的な対応を推進するための進捗管理・評価手法等について示されています。

エネルギー起源二酸化炭素の排出削減に向けた廃棄物処理における取組については、「温室効果ガスの排出削減にも資する3R+Renewableを推進するとともに、循環型社会形成推進基本計画の第5次循環計画の策定を目指して、サーキュラーエコノミーへの移行を加速するための工程表の今後の策定に向けて具体的検討を行う。その上で、廃棄物処理施設における廃棄物発電等のエネルギー回収や廃棄物燃料の製造等を更に進める。また、廃棄物処理施設やリサイクル設備等における省エネルギー対策、EVごみ収集車等の導入によりごみの収集運搬時に車両から発生する温室効果ガスの排出削減を推進する。 」とされています。

また、非エネルギー起源二酸化炭素の排出削減に向けた廃棄物焼却の削減に関しては、「石油を原料とする廃プラスチック・廃油などの廃棄物の焼却量を削減する。具体的には、市町村の分別収集の徹底及びごみ有料化の導入、プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律や個別リサイクル法に基づく措置の実施、廃油のリサイクルの促進等により、廃棄物の発生を抑制し、また、再生利用を推進し、廃プラスチック・廃油などの廃棄物の焼却に伴う二酸化炭素排出量を削減する。 」とされています。

さらに、一酸化二窒素の削減に向けた一般廃棄物焼却量の削減等については、「一般廃棄物焼却施設における廃棄物の焼却量を削減するとともに、ごみ処理の広域化等による全連続式焼却炉への転換や一般廃棄物焼却施設における連続運転による処理割合の増加により、一般廃棄物焼却施設における燃焼の高度化を進めることにより、廃棄物焼却に伴う一酸化二窒素の排出削減を進める」とされています。

★当該会議(第8回)の配布資料

https://www.env.go.jp/council/06earth/y0620-8b.html

★当サイト内関連ページ

https://wa-recl.net/article/a/82