地域資源の木質バイオマスや農業残さ、狩猟残し等をごみ焼却施設で複合処理することで焼却余熱の発電・熱利用を行う。

表１ ごみ・木質複合発電施設の原料と生成物

特徴

• 地域によっては現状、一般廃棄物処理施設で受入れを行っていない木質バイオマスについても、焼却施設での受入れを行うことで、焼却施設の能力を最大限に活用することができる。
• リサイクルが困難で地域産業の課題となっている、林業の未利用材や狩猟業における残し等を焼却施設で受け入れ、エネルギー回収を行うことで、地域内の産業振興への寄与が期待できる。
• 生ごみ等の高含水率の廃棄物と比較して熱量の高い資源を利用した場合には、燃焼効率の向上が期待できる。

活動基盤／活動主体別のインプット／アウトプット及び想定されるメリット

表 2　活動基盤／活動主体別の整理（ごみ・木質複合発電施設）

1参考：平成27年度廃棄物発電の高度化支援事業受託業務報告書（平成28年３月、一般社団法人日本環境衛生センター、公益財団法人廃棄物・3R研究財団）

2参考：有害鳥獣の捕獲後の適正処理に関するガイドブック～自治体向け～（2019年11月、国立環境研究所資源循環・廃棄物研究センター、農研機構中央農業研究センター、宇都宮大学雑草と里山の科学教育研究センター、森林研究・整備機構森林総合研究所）

3参考：地域新電力事例集《Ver.1.0》（2020年３月、環境省大臣官房環境計画課地域循環共生圏推進室）