○ 収集運搬から最終処分までの廃棄物処理システムにおいて、様々なICT技術が導入されており、研究開発も進められている。
○ 収集運搬では、ルート最適化による効率化や、廃棄物を入れるボックスにセンサーを設置(スマートゴミ箱)し、ごみ量をリアルタイムで把握、そのごみ量に応じて収集作業を行う取組も行われている。
○ 中間処理では、焼却施設で ICT, AI 技術が遠隔監視システム、燃焼制御、運転支援、維持管理といった分野で活用されている。運転支援では、運転員の負担軽減を目的として、3次元マップ技術を搭載したごみクレーン自動運転、焼却炉の自動燃焼制御装置(ACC)の高度化とともに運転操作レコメンド、自動運転等の技術が開発されている。また、資源化施設では、ロボット技術を活用した手選別ラインにおけるびんの選別補助等の開発が行われている。
○ 最終処分では、処分場での測量システムを用いた残余容量等の将来予測計算技術の開発が進められている。