令和元年度における全国のごみ総排出量は4,274万トン、1人1日当たりのごみ排出量は918グラムです。
ごみ総排出量、 1人1日当たりのごみ排出量ともに平成12年度以降減少傾向ですが、減少幅は近年小さくなっています。
人口減少に伴うごみ総排出量の減少に加えて、3Rの推進等による国民一人ひとりのごみ排出量の減少も進んでいることがうかがえます。
令和元年度における排出されるごみの組成比は、質重量比率で、紙33.3%、金属4.4%、ガラス4.72、ペットボトル2.9%、プラスチック9.8%、厨芥33.3%、繊維3.1%、その他可燃7.5%、その他不燃1.6%となっています。 その他可燃は、木・竹・草類、ゴム・皮革類、その他不燃は陶磁器類、土石類等です。
平成9年度以降の推移をみると、年度毎に多少のばらつきはあるものの大きく変化はしておらず、厨芥、紙が30%前後、プラスチックが10%前後で上位を占めています。
ごみ排出抑制(人口当たりのごみ排出量削減)の先進都市は、人口10万人未満では、長野県川上村、南牧村、徳島県神山町、人口10万人以上50万人未満では東京都小金井市、静岡県掛川市、東京都日野市、人口50万人以上では東京都八王子市、愛媛県松山市、神奈川県川崎市が挙がっています。
全国で最も排出量原単位が小さい長野県川上村では、ごみ袋を記名式にする、生ごみは可燃ごみとして回収しないといった取組みがなされています。
全国市町村の人口当たりのごみ排出量の状況について、人口規模に応じた分布を下図に示しました。(令和元年度実績)
あなたの市町村は市町村全体の分布のなかで、どのあたりになるでしょうか?
(2021年6月4日更新)