特徴
- 老朽化した西彼クリーンセンター及び西海クリーンセンターの代替施設として建設された一般廃棄物の処理施設
- ごみや汚泥を、高水準の脱塩技術を採用し炭化処理することで低塩素を達成、有価で石炭混焼燃料として発電エネルギーに利用されている
- 自治体として処分が必要な灰は飛灰のみとなり、埋立等の処分量は通常の焼却と比較して1/5程度となる
自治体の政策方針、背景
- NEDOの実証試験事業としてごみから炭化燃料を製造する事業をやっており、市も実証試験用のごみ供給に協力するなど関与
- 「ごみ処理施設整備基本計画(平成19年度策定)」を作成する際、市の内部の政策会議において、炭化を行うことが決定
処理施設の処理能力と対象バイオマス
施設 西海市炭化センター
処理能力 30t/日
バイオマスの種類 可燃ごみ(家庭系・事業系)、下水汚泥、し尿、集落排水汚泥、し渣
処理方式 間接外熱キルン炭化方式
生産物・利用先
生成物 炭化燃料
生成量 1,300t/年
利用(供給)先 火力発電
出典:西海市炭化センターHP
引用・参考資料
- 小規模自治体における中間処理に係る先進事例集(平成30年3月)
- 西海市炭化センターHP
- 平成28年度廃棄物エネルギー利活用計画策定検討調査委託業務における西海市へのヒアリング