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2021.06.11
【ニュース】地域脱炭素ロードマップ(案)が公表されました

★第3回国・地方脱炭素実現会議(6/9)において「地域脱炭素ロードマップ(案)」が提出されました。

ロードマップでは、今後5年間で政策を総動員し、2030 年度までに少なくとも100か所の「脱炭素先行地域」 をつくるための道筋を立てるとし、また、全国で重点対策を実行することで、それらのモデル事業で得られたノウハウや人材を他地域に横展開をしていくこと等が盛り込まれました。具体的な基盤的施策や脱炭素に関わる個別分野別の対策・促進施策についても示されています。 

廃棄物・資源循環分野に関しては、重点施策として「資源循環の高度化を通じた循環経済への移行」が掲げられ、その促進施策として「プラスチック資源循環の促進」、「循環型ファッションの促進」など8つの項目が掲げられています。また、地域の生活・循環経済を支えるインフラとして「廃棄物処理システムのトータルでの脱炭素化」が掲げられ、2050 年には、廃棄物・資源循環分野全体の脱炭素を実現し、廃棄物処理施設が地域のエネルギー・資源の供給拠点となっていることを目指すとされています。

国・地方脱炭素実現会議(第3回)資料1-2地域脱炭素ロードマップ(案)概要より

また、同会議における農林水産大臣提出資料では、「廃棄物処理施設の廃熱・CO2を活用した施設園芸の全国展開」を重点施策の一つとして、地域の廃棄物処理施設と施設園芸をリンクさせ、廃熱・CO2を施設園芸で有効活用されるよう、農業生産対策を担う農林水産省、廃棄物行政を担う環境省が強力に連携し、市町村や農業者への情報発信と各地でのプロジェクトの実現を目指すとされています。



国・地方脱炭素実現会議(第3回)資料2-2 農林水産省説明資料より

★国・地方脱炭素実現会議(第3回)の資料(下記URL)

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/datsutanso/dai3/gijisidai.html