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2021.03.24
2-1.CO2削減方策

一般廃棄物処理システムにおけるCO2排出状況を踏まえ、今後の削減方策について検討します。

基本的な対策としては、処理システム全体に係るGHG排出量に影響を及ぼすごみそのものの排出量を抑制するとともに、収集運搬、中間処理、残渣輸送、最終処分工程での排出抑制と、有効利用における他分野排出量抑制への寄与を高めることが基本となりますが、既存の施設設備の与条件や処理事業の規模等に応じて適用可能な技術や方策には限りがあることから、自らの市町村と同種同規模の市町村の状況(特にCO2排出量の低い市町村)を参考にしつつ、対策を検討していくことが重要です。

また、処理規模を大きくすることによるスケールメリットを活用することも有効ですので、広域化・集約化等を通した適切なごみ処理規模の設定も重要と考えられます。

本項(2-1)では、これまでのCO2削減方策を振り返ったうえで、今後の技術開発等も視野に入れたCO2削減方策の考え方を整理します。